無塗装(ノーメンテ)で長持ちするとなると、基本的にハードウッドになると思います。ただ、重いし、硬いし、高いし、施工性が鬼のように悪いですよ。それよりも自分が気になるのは、木材の出自です。どのように生産されているのでしょう?熱帯雨林を切り倒して、放置するようなやり方が多いと聞いています。あと、WRC何かをすすめている方もおられますけど、ひのきと大して変わりませんよ。値段が高いだけ。一口にWRCといっても、オールドグロスとセカンドグロスじゃ、全くの別物といっても過言じゃない。カナダはしっかりと森林資源の管理を行なっているようなので、カナダの木材を使用しても、環境破壊にはならないと思いますが、ウッドマイレージの問題はありますね。サーモウッドっていう加工木材(薬剤は使わない)もあるんですが、これも高い。フィンランドだかが元祖ですが、国内でも、国産材に対してこの加工を行う工場があるようです。注意点としては、普通に釘やビスが使えなくなることです。(ステンレスは使える)そのため、特殊なコネクタを使って施工する場合があります(後述)で、結局のところ、自分が出した結論は、地元の間伐材の杉やひのきを使って、腐ったら、こまめに取り替える、でしょうか。実際のところ、ひのき、無塗装、ノーメンテ、かれこれ、5、6年。腐りは現状全くないが、シルバーに変色+一部黒ずみ(カビではない)あり、という感じですね。加工も簡単で、材料はその辺ですぐに手に入りますし。あと、ハードウッドでない場合、デッキボード(床板)の固定方法、これ、気を配るべきですよ。脳天から止めると、そこに水が溜まって、腐ります。高さがある場合は、裏からポケットホールで止めるといいですし、そうではない場合は、KregDeckJigを使って、斜めに止めると、上よりは水が入ることが軽減できます。あるいは、シンプソンのデッキボードタイ、ティ・カトウのデッキコネクターのような金物を使う方法もあります。ただし、これらの金物工法の場合、任意の位置を剥がすことができません。専用の部材(横に溝が切ってあるデッキボードしか使えませんが)、ルナウッドの場合、T字型のプラスチック製コネクタで押さえるので、水がたまりにくく、任意の位置での着脱ができます。(このコネクターはかなり高い)一番いいのは、ひさしをかけて水に濡らさず、紫外線からも保護することでしょうか。雨の日でもデッキが使えますし。うちでも一部はポリカのひさしをかけています。
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